選手にとっての敵は相手選手だけでなく、最大の敵は風です
ですから、風をもろともせず先行する選手の後ろにつく選手がでてきて、自然とラインというものができました
ラスト2周ぐらいからレースがうごきます。周回中に風を受けて余計なスタミナを消費しないために自然と一本棒になります。一番前にも先頭誘導員という風よけがいます
周回中に一本棒をくずして、例えば外で併走するなんてのはマレです。それだけで風をうけるし、円の外をまわるわけですからそれだけで他の選手より長い距離をはしることになるからです
誰も風を受ける覚悟がなく動かなければ、そのまんま前のほうにいる選手が圧倒的有利になります
ですから一番後ろになったラインが一番初めに風を切って一番前まででることになります
これだけでも他の選手よりスタミナを消費してる選手がでてきます
競輪はいわば障害物競走で、その距離や障害物は選手によってさまざまです
直線セパレートコースを用意ドンでタイムを競うわけではありません
4コーナーまではラインという仲間と共闘して、風をはじめさまざまな障害物をのりこえていきます
ときには全く障害にあわずゴールする選手も出てきます
ですから誰々は誰々よりも速いから勝つなんて予想はあまり意味がないのです
競輪と違って競馬では「何々が強い」という予想だけでいっぱしの競馬通になれます
実際には競馬でも並びや障害物や展開があるのに9割の人がそんなことを考えていません
18頭の並びの数は天文学的数字でそのぶん展開も無限。そもそもその馬のレースはせいぜい10数回しかみてない。初対戦も多く、本当の力もわからないままおおまかのことしか予想できません
馬の考えてることもよくわからないですからね
あ、これは競輪選手も一緒か
競馬の超大穴は誰も説明ができません。せいぜい「あのレースでいい脚をつかってた。ずっと狙ってた」その程度です
青森記念決勝で超大穴が出ましたが、競輪通はあのレースの展開、要因を普通に説明できます
立川競輪7R
←1伊東7星野4佐藤 6吉田2山下 3島川5山本
1伊東選手と3島川選手はザックリに言うと似ています。ダッシュがあって前受けから下げて、後方から一気の仕掛けが得意。早めに前に出てゆるゆる先行するといった戦法はあまり得意ではない
細かく位置取りに動くレースもあまりしません。半端に脚を使うより貯めて一気に駆けます
さてこのレースで似たタイプが同乗しましたが、どちらかは必ず3番手になります
普段位置取りしなくてだいたい後方なのに、どちらかは必ず自然と3番手になりますのでどちらかのマクリ1着車券は有力です
もうひとつ、どちらも前受けからの勝率が高いですがどちらか1人しか前受けできません
内枠の1伊東選手が前受けできてさらに、ほとんど脚を使わず3番手がとれる展開なら1着でしょう
さらにもうひとつ、2人ともめったに位置取りをしないとかきましたが、位置取りで脚をつかうとスタミナを消費してしまってマクリのスピードがでないのです。どんなにスピード能力が高くてもスタミナゲージがゼロでは止まるだけです
上記の並びになったとして、真っ先に風を切って3島川選手が前にでます。3島川選手に長い先行がないと知ってる6吉田選手がゆっくり、楽に前に出て先行します。3島川選手はバックを踏んで緩めて緩めてようやく3番手におさまります。
これだと3島川選手が3番手からまくれない場合もあります
6吉田選手は自分の距離をマイペースでいつものように駆けるだけ。3島川選手は風をうけたりバックを踏んだりでかなり障害物に引っかかってます
直線100mのセパレートコースなら3島川選手は6吉田選手に10回に10回勝ちそうですけどね!
2=5-137 1=2-4567 1-7-26※訂正しました
展開は読み通りでしたが、3番手に入った3島川選手のマクリが出ないのではなく、なんとかマクリ切っても4着に沈むが正解でした。1伊東選手は得意の前受けから最後に仕掛けるパターンで1着。1から流せばよかったですね。でも島川選手が3番手入っても来ないは正解。157 13110円
立川 小松島競輪の予想
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