四分戦はむずかしい
なんでも買えそう
確かにそのとおりですが、最低限のことがわかっていれば本命でも穴でも自由に買えます
なにも知らなければ、本当にデタラメを買うだけになってしまいます
今回は四分戦の展開予想の仕方を解説します
まずどのレースにおいても選手が考えること
・道中あまり動かず
・バックをふまず
・効率よくスタミナを使い
・最後ゴールまで一気に踏みたい
ですからスタートの並びが結構重要になります
これは四分戦でも同じです
ではそのためにスタートでどの位置をとるか
一番後ろの場合
A--B-C-Z-
この位置でZがゴールまでもつ距離(航続距離)まで待って仕掛けようとしても
打鐘ぐらいから前が駆けてしまいZは後方のままです
仕方なく赤板から自ら踏み上げ一番前まででます
しかしまだまだゴールまでの距離が長いので先行できません
今度はCの順番です
自分の距離まで待っていても後方のままなので、前をおさえます
ここでCが全力で逃げてくれれば、Zは先行の三番手で勝負権がありそうです
実際はCにもまだ距離が長いのでBが来るのを待ってます
そしてBも同じようにして、逃げずに待っていたら
今度は「Aに順番がまわってきた」になります
これだと全てのラインが均等に脚を使った上で、Zが一番後ろになってしまいます
スタート後ろ攻めでは非常に1着率が低いことがわかります
外枠で車番が悪いので割引とはこういうことです
では一番前のAをとればいいの?
実はこれは正解です
飛び抜けて長い距離踏む選手がいなければ、最後に出切ることができます
実際のレースではBやCに、長い距離踏む選手がいる場合がほとんどですので
よほどダッシュに自信がなければAの位置は積極的に狙いません
ただ
前をとってしまえば、脚をためて仕掛けられます
これなら多少は着が安定しますので、車番が悪いときに次善の策でAの位置を狙います
基本的にはBかC
特にBの位置をねらいます
Bなら斬って、斬った上をいい形で先行できます
先行しなくても、カマシてきたAの三番手がとれます
ではBの位置はどうやってとれるのか
1枠がいるラインに注意です
それでは実際のレースで練習してみます
2020/06/25青森競輪6RA級特選
←27 194 53 86
ダッシュに自信のある2保科千春はスタート一番前を狙います
内枠ですのでとりやすいです
ダッシュに自信ない5佐藤朋也は、1磯島康祐に先に逃げられたら出切れません
スタートで1のラインより後ろを狙います
←27 194 53 86
必然的にこのような並びになります
8猪狩祐樹は後ろのままではいけませんので前をおさえます
まだまだ距離が長いので駆けません
すると5佐藤朋也が楽に前に出れます
彼は特殊な選手で
ダッシュ、トップスピードが足りませんが異常なスタミナをもってます
この位置からでも全力で駆けます
この後ろに1磯島康祐がついていけば
先行の三番手とおもいがちですが、三番手でも8番と併走になります
外併走になるとどうなるか
まず先行してる選手と同じ風の抵抗をうけます
そのままコーナーに進入すれば、自分だけ円の外側を走るので距離がながくなります
これなら先行してもスタミナ消費はあまりかわらない
だったら前を叩いて先行しようかとおもいます
ですから
「なんでそんな早く仕掛けるんだバカ!」
みたいな指摘は的外れな場合が多いです。仕掛けなくても併走で脚をつかうので、仕掛けたほうが正解です
さて1磯島康祐が叩きにいきますが、相手は全力で踏んでる強地脚5佐藤朋也です
ここで出切るのに時間かかれば2保科千春のマクリごろになります
Bの位置が基本的に楽に先行できるのですが
今回の5佐藤朋也みたいに、長い距離踏む選手がいると
一番前のAとった選手が結果的に恵まれる展開になります
あくまでも恵まれですので
注意してください
予想は
2=7!です
結果はのちほど
青森競輪6Rの結果です 7三浦ー2保科ー3高橋
車券は当たりですが
展開は2保科が全く恵まれず
それでも強いレースをしました
2保科7三浦は明日以降も買えそうです