7車立て三分戦の展開を読む
7車立てのレースでは、ラインは多くても三つしかできません
言ってしまえば一番複雑なレースが三分戦ですので、これを攻略できればどんなレースも読めるようになります
そんな単純にはいきませんが、今回は三分戦について私なりの考えを述べていきます
まずはスタートの並びから
これを間違えると展開がまるで違って、的中から程遠くなってしまいます
逆にいえば、スタートの並びさえ当てたらそれだけで車券も的中なんてこともあります
私の場合はスタートから展開全て読んで、最後差すか差さないかまで読みます
ですから買う車券はほとんど2点か3点です
たまにしか当たりません
車券を当てたい方は裏表をを買ったり、頭だけ決めて2着全通り買うなどといった買いかたがいいでしょう
ただし当てようとすると儲かりません
徐々に買い目を絞っていくのもいいでしょう
スタートの並びは、前受け 中団 後ろ攻めの三つがあります
1枠がいるラインが中団
外枠しかいないラインが後ろ攻め
残ったラインが前受け
三分戦の50%はこうなります
スタートの並びがわからなかったら、これで予想をスタートしましょう
レースは後ろ攻めから動きます
後ろの選手動かなければ、一番後ろのままでレースが終わってしまうからです
スタミナがたくさんあればこのままゴールまで全力疾走です
ゴール前までまだスタミナがあれば後ろに差されず1着です
最後差されるか差されないかを 競争得点から予想する人もいます
84点の先行を90点の選手なら差すといった具合です
私の考えは84点の先行でも最後スタミナが残ってれば差されない です
ゴールまでのスタミナが足りないとおもえば全力疾走はしません
スタミナが足りる距離まできたら全力疾走します
スタート中団の選手は後ろ攻めの選手を追走します
前受けの選手は下げて脚を貯めます
一番後ろまで下げるという考えもありますが
よっぽどダッシュとトップスピードに自信があったとしても、これはいただけません
後ろ攻めの選手は誰もこなければのんびり先行できます
中団の選手はなにもせずに先行の三番手です
自分が一番後ろになってしまうのも、かなりの不利ですが何より他のラインに楽をさせてます
よって基本的に前受けラインは先行の三番手より下げません
中団の選手は先行の三番手で、前受けラインの外側で併走になります
外併走では先行してる選手と同量の風を受けることになります
それならと前を叩いて先行しても苦しさはかわりません
このときに前にいる後ろ攻め選手がスタミナに自信あれば、先行争いになります
自信がなくて下げてくれれば、今度はスタート中団の選手が楽に先行できます
たとえ後ろ攻め選手が踏んでも中団の選手にダッシュがあれば、一気に前に出て楽に先行できます
スタミナが足りるならここから全力疾走です
前受けの選手は基本的に展開待ちです
じっくり脚を貯めて、他のラインがスタミナを失くす展開になってくれればラッキーといった感じです
すんなり一番後ろまで下げて、他のラインに楽させてもすごいスタミナがあればロングスパートができます
スピードさえあればあっという間に一番前まででることができます
結局は
ダッシュとトップスピードとスタミナが豊富ならばスタートの並びや展開は関係ないです
しかし、そこまで力が離れてるレースはまれですので、やはりスタートの並びを決めて各選手の脚力から展開を読んでいきましょう
2020/07/07青森競輪7R
3森田康嗣がスタート出て
7佐藤祐一ラインが中団とみます
6阿部架惟都が前をおさえます
3森田はダッシュに自信ある選手なので
一番後ろまで下げます
7佐藤祐一がすんなり中団で恵まれそうです
7佐藤はマクリが多い選手ですが
それほどダッシュがなくむしろ地脚系です
ハイペースに乗ってマクリを決めますが、スローペースでは割と苦労します
このレースではすんなり三番手で恵まれそうですが、よくみると6阿部架惟都も恵まれそうです
スタミナ豊富ですので、誰もこなければ自分のペースで先行できそうです
7佐藤がすんなり三番手でも仕掛けが遅ければ、6阿部架惟都はゴール前までスタミナを貯めることができるかもしれません
3森田の動きが頼りですので、7佐藤が100%すんなり中団とも限りません
6阿部架惟都が間違って、スタート前受けか中団からならさらに楽な先行になります
予想は
6-4と
7佐藤のマクリ追い込み不発で、番手1小笠原昭太の2着
6-1です
結果はのちほど
7佐藤ー1小笠原ー6阿部
6阿部が初手中団からになったので頭は固いとおもったら、後ろから抑えた7佐藤についていかず。これについていって一番前まで出れば誰も逃げないのでマイペース先行できたのに。自ら一番うしろまで下がりカマシでゴールまでもつ距離がくるまでずっと待ってました。このような運行で1着取れるのは脇本だけです。後ろで待っていても前が踏むだけです。なんとか一番前まで出られましたが普通は出切ることすらできないでしょう。ほとんど目撃したことのないような下手なレース運びでした。さらに3森田ですがなにもしないで先行の3番手が取れてこの結果です。短い距離しか踏もうとしない選手はいくら展開向いても勝つのはむずかしいです